
NHK Eテレ「浦沢直樹の漫勉neo」で、「機動戦士ガンダム」のアニメーターとして知られる安彦良和さんの仕事の現場に密着したドキュメントが放送されます。
「浦沢直樹の漫勉neo」は、日本を代表する漫画家・浦沢直樹さんが、すご腕の漫画家先生の創作の秘密に迫るドキュメンタリー(毎週水曜夜10:00-10:50放送、NHK Eテレ)。普段は担当編集者ですら立ち入ることができない漫画家の先生たちの仕事場にカメラが密着し、最新の機材を用いて「マンガ誕生」の瞬間に迫ります。浦沢さんは、それぞれの創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込んでいきます。
「マンガ誕生」の瞬間を同時体験できる異色のドキュメント。シリーズ第9回は、長くアニメの世界でも活躍してきた安彦良和さんの仕事に迫ります。70歳を過ぎ、「最後の長編連載」として意気込む『乾と巽』の執筆に密着した、貴重な映像です。

筆一本で自由自在に描き出される迫力のアクションシーン、アオリ、俯瞰(ふかん)…。難しい構図を、「えっ、そこから?」と浦沢さんも驚くところから描き始める驚きの技術をカメラがとらえます。
また、一度はあきらめかけた漫画家を再び志したきっかけの話も。そこにはアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の存在があったそうです。
安彦良和さんの超絶技巧に迫る「浦沢直樹の漫勉neo」は、6月9日(水)夜10:00よりNHK Eテレにて放送です。

◆「浦沢直樹の漫勉neo」収録裏話◆
なお、今回の番組は、埼玉・所沢のところざわサクラタウン・ダ・ヴィンチストア(https://davinci-store.jp/)で収録が行われました。

番組制作を担当した内田愛美ディレクターは、「安彦先生が長年住んでいらっしゃる所沢にあり、代表作の一つ『機動戦士ガンダム』にゆかりのある施設ということで、今回の『漫勉neo』の撮影場所に選定いたしました」と選定理由を教えてくださいました。
「暖かみのある店内の雰囲気が、安彦先生の人柄のようだなと思い、一目で気に入りました。きっと先生方もゆったりした気持ちでお話しいただけたのではないでしょうか。実は背後の棚に安彦先生の作品を並べているので、そちらも注目していただければと思います」と見どころも聞けました。

ダ・ヴィンチストアを担当するKADOKAWAレクリエーション事業局の谷塚真一さんの話も紹介します。
「番組の収録が行われたのは、普段は書棚が置かれているスペースです。朝からメンバー総出で片づけてスペースを提供しました。機材が入るとテレビ用にも見栄えのいい店なんだなと感じました。

ダ・ヴィンチストアは、企画展示の多い店舗であることから、さまざまにレイアウトや書棚の位置を変更できるように設計されています。

でも、まさかテレビ番組撮影のためにスペースを作るとは思っていませんでした。開業は2020年11月ですが、このような大掛かりな撮影が行われたのは初めてのことになります。
角川武蔵野ミュージアムをはじめ、ところざわサクラタウンの施設は、『NHK紅白歌合戦』で利用された本棚劇場やミュージアム外観のビジュアルがメディアに注目されていると思います。ダ・ヴィンチストアでも、各編集部の取材やインタビューの場所として選ばれたり、営業部主導のイベントで利用されたりすることが多くなっています。
そうした機会に、たとえお店の名前が出なくとも『あの場所ってどこだろう?』と目にした方に注目されるとうれしいし、ありがたいですね」
なお、ダ・ヴィンチストアでは、安彦良和先生をはじめ、さまざまな作家先生おすすめの本が並ぶ、常設コーナー「作家選書棚」を展開しています。

●ダ・ヴィンチストア
店舗営業時間:10:00~20:00(年中無休)
住所:埼玉県所沢市東所沢和田 3-31-3 ところざわサクラタウン 2階
ダ・ヴィンチストア公式サイト: https://davinci-store.jp/
ダ・ヴィンチストア公式 Twitter: https://twitter.com/DAVINCI_STORE
※新型コロナウイルス感染症対策により、 イベント開催期間や営業時間等を変更する場合がございます。 最新情報はダ・ヴィンチストア公式サイト、 公式Twitterにてご確認ください。
