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2021年8月13日(金)から上映スタートする映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の公開を記念して、妖怪・特撮作品を集めた「妖怪・特撮映画祭」が開催され、東京・角川シネマ有楽町では2021年7月16日(金)、埼玉・ところざわサクラタウン ジャパンパビリオン ホールBでは2021年7月23日(金)より上映。ほか全国でも順次上映されることが決定しました。
近年、特撮界では2012年に「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」が東京都現代美術館で開催、2020年には円谷英二生誕の地に「那須川特撮アーカイブセンター」が設立されるなど、関係者らの働きかけにより、特撮の歴史をひもとき、特撮を1つの文化として次世代に継承する運動が高まり、フルCGのデジタル特撮だけでなく、ミニチュアや着ぐるみを使ったアナログ特撮も再注目されています。
今回の映画祭の上映作品は、そんなアナログ特撮の魅力にあふれた作品群を「妖怪・怪談」「大魔神・ガメラ」「スペクタクル・ディザスター・怪奇・幻想」の3ジャンルに分けてラインアップ。妖怪映画とともに、幽霊、怪獣、宇宙人らが登場する特撮映画を一挙上映します。
「妖怪・怪談」では、新作「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の原点とされる“妖怪三部作”(「妖怪百物語」「妖怪大戦争」[ともに1968年]、「東海道お化け道中」[1969年])の4K修復版や、新作と同じ三池崇史監督による2005年公開の「妖怪大戦争」をセレクト。


「大魔神・ガメラ」には、「妖怪大戦争 ガーディアンズ」で55年の時を経てスクリーンに復活し、重要なキャラクターとして登場する“大魔神”の“大魔神三部作”(「大魔神」「大魔神怒る」「大魔神逆襲」[ともに1966年])の4K修復版、そして、55周年プロジェクトが進行中の「大怪獣ガメラ」(1965年)をはじめとする昭和ガメラシリーズ8作品と、「小さき勇者たち~ガメラ~」(2006年)が並びます。


さらに、「スペクタクル・ディザスター・怪奇・幻想」では、日本初の70mm映画「釈迦」(1961年)、ゴジラの着ぐるみ制作にもかかわった造形家・大橋史典が造型を担当した「鯨神」(1962年)や「大江山酒天童子」(1960年)など、バラエティーに富んだ作品を選びました。
また、角川シネマ有楽町では、計30本の上映に加え、今回新たにネガが発掘され、本邦初披露となる「大魔神怒る」の英語吹替版や、「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」(1968年)の3バージョン(劇場公開版、ディレクターズカット版、海外版)上映、上映作品が上映当日まで明かされない“シークレット上映”など、劇場ならではの施策も実施します。