KADOKAWAでは、学習図鑑シリーズ『角川の集める図鑑GET!』を2021年5月28日(金)に創刊、シリーズ第1弾として、『恐竜』『動物』『昆虫』の3冊を同時刊行いたしました。

『図鑑GET!』は「考える力を育む“新しい”図鑑」をコンセプトに創刊された学習図鑑シリーズ。シリーズ名の『GET!』には、まず知識を“手に入れる”という意味が込められています。
受動的に知るのではなく、より能動的に知識を広げたくなるように、それぞれの図鑑には「世界に旅立ち」「ナゾを解き」「集める」という3つの要素をちりばめています。
ページをめくるたびに「もっと知りたい」という知的好奇心が膨らんでいく新しい学習図鑑シリーズです。
『GET!』公式サイト(https://zukanget.com/)では、『動物図鑑』 総監修の小菅正夫さん(札幌市環境局参与円山動物園担当、北海道大学客員教授)、『恐竜図鑑』監修の小林快次さん(北海道大学総合博物館教授)、『昆虫図鑑』総監修の丸山宗利さん(九州大学総合研究博物館准教授)からのメッセージを紹介しています。ぜひご覧ください。
【『集める図鑑GET!』小荒井孝典編集長 ごあいさつ】
そもそも、「図鑑」とはなんでしょうか?
図鑑は、生物学の中の一分野・分類学の補助的書物として生まれたもので、研究者が使うものでした。それが一般の人向けに、さらには子ども向けに出版されるようになったものが、現在の学習図鑑です。今、日本にある学習図鑑が「分類別」に章立てされているのは、研究者が分類学の補助のために用いていたものの名残だと思います。
では子どもたちは、何を知りたくて図鑑を読むのでしょうか?
ゼロから子どものための図鑑を考えたときに、「分類別」ではない、まったく新しい図鑑が作れるのではないか。KADOKAWAの図鑑作りは、その着想からスタートしています。
「分類別ではない図鑑」――その答えは子どもたちとの会話の中で見つけました。
「知ってる? ティラノサウルスとプテラノドンは同じところに生きてたんだよ」
ティラノサウルスとプテラノドンは、同じ時代、同じ場所(白亜紀の北アメリカ)に生息していました。しかし、いまの分類別の恐竜図鑑を読んでもなかなかそのことには気付けません。
同じ場所に一緒に生息しているもの同士を知ることは、分類(○○目、○○科)を知ること以上に大切なのではないか?
「生息地別の図鑑」を思い付いた瞬間でした。
そこから、子どもたちがわくわくするような要素を肉付けしていきました。
●生息地別にするのであれば、日本だけじゃなく、世界を舞台にする
●舞台が世界なら、世界中を旅しているような気分に浸れる演出を取り入れる
●能動的に遊べる要素を入れる
受動的に“知る”のではなく、能動的に知識を“手に入れる”。
「GET!」という言葉にはそんな思いを込めています。
【『角川の集める図鑑GET!』シリーズ】
『角川の集める図鑑GET! 恐竜』

『角川の集める図鑑GET! 動物』

『角川の集める図鑑GET! 昆虫』
