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開業1周年を迎えた、埼玉・東所沢にあるところざわサクラタウン内の文化施設・角川武蔵野ミュージアムで、2021年10月30日より開催中の「浮世絵劇場 from Paris」。フランスのアーティスト集団「ダニーローズ・スタジオ」が手掛ける最新の映像技術により、圧倒的な没入感と浮世絵の今を全身で感じることができる体験型コンテンツとなっております。
前回、『開業1周年のところざわサクラタウンで“新たな浮世絵”を体感! 最新技術を駆使した「浮世絵劇場 from Paris」開催』では同展の概要や目玉となる巨大映像空間の詳細をご紹介しました。今回は、2021年10月28日に行われた内覧会の模様をお伝えします。
浮世絵がヨーロッパで独自の進化を遂げ、日本に凱旋
江戸時代、当時の流行りや話題などを提供するメディアとして親しまれた浮世絵は、19世紀になると日本の物品を輸出する際の包装紙としてヨーロッパに伝わりました。ヨーロッパの人々がその包装紙に芸術性を見いだしたことがきっかけとなり、浮世絵は“ジャポニズム”という言葉とともに浸透し、独自の進化を遂げました。それから時を経て、浮世絵は現代の技術が取り入れられ、この度「SPIRIT of JAPAN」として“凱旋帰国”を果たしました。

今回の映像コンテンツを手掛ける「ダニーローズ・スタジオ」は、フランス・パリを拠点に活躍するアーティスト集団。展示場のフリースペースでは、彼らの過去の作品を映像で楽しむことができます。2019年に行われた展覧会「Dreamed Japan “Images of the Floating World”」は、フランス国内で200万人を動員。その時に披露された作品を大幅にリニューアルし、さらに、世界初公開となる映像を加えたのが、今回の「SPIRIT of JAPAN」です。

「SPIRIT of JAPAN」に“正しく見る位置”というものはありません。立ち止まっても、腰掛けても、歩き回っても、どの見方をしても楽しむことができます。そんな全く新しい浮世絵の世界を体験できる「浮世絵劇場 from Paris」の魅力をお伝えします。