こちらのキャンペーンは終了いたしました
KADOKAWAのコンテンツがさらに楽しく、便利に、お得になる会員サービス「KADOKAWAプレミアムメンバーズ」では、2022年2月1日より、“バレンタインにお薦めのブレンドコーヒー豆”が当たるキャンペーンを開催中です。
そのコーヒー豆を提供するのが、KADOKAWAグループの特例子会社である株式会社角川クラフト。KADOKAWAのダイバーシティー&インクリュージョンを体現する会社であり、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)にも積極的に取り組む角川クラフトの理念や事業、そして、同社が提供するこだわりのコーヒー豆について、2回にわたりご紹介します。
さまざまな人たちが一緒に働き、スキルを身に付けることで自立を目指す

株式会社角川クラフトは2019年6月に設立され、同年9月10日に障がい者雇用の特例子会社認定を受けました。それ以降、障がいのあるスタッフと共に複数の事業に取り組んでいます。
角川クラフトの大きな特長は、“自立し、サステナブルであること”。自社だけで自立した経営と雇用を持続できる収益構造をつくること、そして、ここで働くスタッフ一人ひとりがやりがいを感じ、将来に向けたスキルを身に付けられることを大きな目標として掲げています。
「特例子会社は、その方向性や目的が、福祉に偏ってしまいがちなところがありますが、当社は事業会社として、KADOKAWAグループの事業の文脈に沿った会社として、自立・貢献していくことを目指しています」(株式会社角川クラフト 取締役 河田聡さん)
また、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すために決められたSDGsにおいては、「すべての人に健康と福祉を」「働きがいも経済成長も」「人や国の不平等をなくそう」「つくる責任つかう責任」の国際目標の達成にも力を入れています。
事業の柱となるのが“コーヒー事業”

そんな角川クラフトは、KADOKAWAグループの創業事業である出版業務のサポートを中心とした「業務支援事業」や児童クラブの運営を受託する「こどもみらい事業」、そして、コーヒーの焙煎や販売、カフェ運営などを行う「ものづくり事業」など、さまざまな事業を展開しています。
その柱となるのが、ものづくり事業に含まれるコーヒー事業。角川クラフトが運営するコーヒー豆の焙煎所「角川クラフト ROASTERY & CAFE」では、角川クラフトの社員と障がいのあるスタッフが一緒になって働き、日々こだわりのコーヒー豆を提供しています。
コンテンツづくりとビジネススキルの獲得にコーヒーは最適
ところで、「どうしてKADOKAWAでコーヒー?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。それについて、河田さんは次のように語っています。
「本や映画といったコンテンツづくりに、コーヒーは欠かせないからです」(河田さん)
編集・出版業務を創業事業としてきたKADOKAWAですが、グループ会社の社員はもちろん、関わる作家や漫画家、イラストレーター、アニメーターなど、あらゆるクリエーターにコーヒー好きが多いといいます。そのことが、コーヒーを事業に選んだ理由のひとつだそう。
そして、角川クラフトで働くことでスキルを身に付けたスタッフが将来的に独立、起業できる可能性も視野に入れて、コーヒー事業を選定したともいいます。
「在庫管理がしやすく、また焙煎した豆の小売りから、カフェ事業、関連グッズの販売まで、多岐に渡るビジネスを展開できます」(河田さん)
障がいのある方が長く働き続けられる受け皿や、将来のキャリアにつながるビジネストレーニングの機会をどのように増やしていくかが大きな社会課題となる中、角川クラフトはコーヒー事業によってそれに取り組もうとしています。
「近年、コーヒー豆を焙煎して販売する店舗が街なかに増えており、角川クラフトにおいても、店舗が増えることはもちろんですが、弊社でスキルを身につけたスタッフたちが、自ら起業してお店を構えてくれることを楽しみにしています。そして、そのお店で障がいのあるスタッフが生活基盤を確保して、社会に出るきっかけをつかんでくれる日が来るかもしれません」(河田さん)
多様なバックグラウンドを持つKADOKAWAにおいても独特な存在感を放つ角川クラフトですが、いったいどのようなコーヒー豆を提供しているのでしょうか。
次回は、角川クラフトが運営する焙煎所「角川クラフト ROASTERY & CAFE」を取り上げ、コーヒー豆へのこだわりや、実際に販売されている商品についてご紹介したいと思います。